11月3日(日)に東京で行われた国際良導絡学会にて、鍼灸師森が講演をさせていただきました。
講演させていただいた内容は、『頸椎疾患・腰椎疾患の良導絡を用いた皮膚電気抵抗の減弱部および亢進部の特徴』を元に『自律神経について』『慢性等痛に対する反応良導点の治療効果について』です。
自律神経は日常生活や食生活の問題、内臓機能の問題、痛みの問題、様々な原因によって乱れを起こします。自律神経⇆痛み⇆内臓機能は深く関わっていると考えます。自律神経の不調により体内環境が乱れているにもかかわらず、薬などの副作用によって余計悪化しているケースも少なくありません。
頸椎や腰椎疾患の慢性化も自律神経に大きな影響を与えます。当院で行っている良導絡にて皮膚の電気抵抗を測定して交感神経などの反応を評価することで鍼治療の効果を上げていくことが期待出来ます。
痛みは慢性化すればするほど、脳機能にもダメージを与える可能性があります。
当院で行なっている鍼治療は痛みに対しては勿論のこと、他にも自律神経を測定し、特殊な電流で疼痛を改善させ、結果として全身の機能状態の改善も期待できると思われます。
今回の国際学会に参加し、各国の治療事情などを知ることができ、さらに貴重な討論ができました。これからも自律神経や鍼の効果について理論を追求し、より有益な効果を提供できるよう努めていきたいと考えております。
鍼灸師・柔道整復師 森健太郎
右から中根敏得リハビリテーション内科小児科医院の中根理江先生、中根敏得先生、当院鍼灸師の森健太郎