森木(理学療法士)の投稿論文「成長期野球選手における腰痛と股関節可動域の関連性」が日本整形外科スポーツ医学会の発刊する雑誌に掲載されました。
野球は投球・打撃と股関節を軸とした回旋競技であり,股関節可動域制限が腰痛を引き起こすことが考えられます。さらに,成人と比較し,成長期の野球選手は体格の変化も腰痛に関連することが示唆されます。
本研究は当院で実施しているメディカルチェックのデータをまとめ,腰痛と股関節可動域制限の関連を検証した内容であります。結果として,成長期野球選手の軸足の内旋(股関節の捻り)と大腿四頭筋(太ももの前面)の可動域制限,さらに,高いB M I(過体重)が腰痛と関連することを明らかとなりました。
成長期の野球選手は腰椎分離症を含む腰痛が多いのが特徴です。今後も腰痛を含む成長期野球選手の障害予防に努めて参ります。