令和3年6月12日~7月31日にオンラインにて第51回北海道作業療法学会学術大会が開催されました。当院からは作業療法士の林が参加し、口述発表を行いました。発表演題は「屈筋腱狭窄性腱鞘炎に対するPIP関節Blocking orthosisの有効性」という演題です。
屈筋腱狭窄性腱鞘炎(ばね指)は、中高年の女性に多く起こる疾患で、装具療法の有効性が報告されている疾患であります。本研究は、国内では報告が少ないPIP関節Blocking orthosis(指の第二関節を固定する装具)を用いた介入を行い、ばね指の症状が改善したことを示す症例報告となります。今回の発表が腱鞘炎に悩まれている患者様の一助となりますと幸いです。
今回の発表を御聴講くださった各先生方にご教授頂いたことを生かし、今後も臨床と研究を両立し研鑽して参りたいと思います。
作業療法士 林