平成24年3月発刊の「運動療法と物理療法」という日本運動器科学会が編集している雑誌に, 当院非常勤作業療法士の金子の投稿論文「手根管症候群に対するhorizontal extension techniqueの効果」が採用・掲載されました。
手根管症候群の保存療法には装具療法, 神経滑走訓練, 掲載されたような徒手療法などがありますが, 本論文では徒手療法の効果について報告しました. 患者さんの病態にあわせてこれら保存療法は実施されていくべきであり, 全ての患者さんに徒手療法が効果的であるということではなく, 装具療法が効果的な患者さんもいれば, 神経滑走訓練や徒手療法が効果的な患者さんがおり, 適切な評価の下, 治療させて頂くことが重要であると思います。
これからも, 徒手療法だけではなく, 患者さんにあわせた適切な治療が提供できますよう日々邁進していきたいと思います。
北海道文教大学人間科学部 作業療法学科 講師
医療法人社団 篠路整形外科 非常勤作業療法士 金子翔拓